老眼鏡、はじめました。〜私にちょうどいい度数探しの記録〜

老眼鏡は、私よりも先に夫が使い始めました。
夫は中学の頃から眼鏡をかけています。いつからか小さい文字が見えにくくなっていたようで、ある日夫の兄嫁さんから「100均で老眼鏡をたくさん買って、リビングや寝室、トイレにも置いてるのよ」という話を聞き、我が家にもいつの間にか、老眼鏡があちこちに点在するようになっていました。
そんな私は遠視なので、遠視の父がそうだったように老眼が早くくるだろうと言われていました。
近くの文字を見るとき、少し手を離したほうが見やすい。距離を取れば読めるんです。ただ、その“ちょうどいい距離”が、年々遠くなっていく。
あまり気にせずにやり過ごしていたのですが、夕方になると目がしょぼしょぼして、焦点が合いづらくなるのをはっきり感じるようになりました。そんな時に夫の老眼鏡を借りると、見える…。でも私には+2.0はキツすぎるので、ついに私も自分専用の老眼鏡を手に入れることにしました。
すぐに100円ショップへ。選べる度数の中で一番低い+1.0を購入。うん、良く見える。でも、それと同時に一つの違和感もありました。
というのも、ブログ開設の準備に夢中になっていた頃、長時間パソコンに向かって作業していたのですが、その間ずっと老眼鏡をかけていたんです。すると、老眼鏡を外した瞬間、近くも遠くもぼやけるという現象が起きました。
しかもそのぼやけはしばらく続く。何となく焦点が合わない時間が長くて、「もしかして、このままどんどん老眼が進行してしまうのでは?」と心配になりました。
そこで思ったのが、「+1.0は、もしかしてちょっと強すぎるのかも?」ということ。
そんな疑問から、ネットで度数の低い老眼鏡を探し、Amazonで+0.5のものを見つけて試してみることにしました。結果はというと、これが私にはぴったりでした。
+0.5でも、小さな文字はしっかり見えるし、かけたままテレビなど少し距離が離れたところを見ても違和感が少ない。何より、長時間かけていても目が疲れにくいんです。
+1.0のときは、長くかけた後に老眼鏡を外すと、ピントが戻るまでにかなり時間がかかりましたが、+0.5に変えてからは、そうした不快感がほとんどなくなりました。
+2.0を使っている夫からは、「それなら老眼鏡なしでも見えるんじゃないの?」と不思議がられていますが、自分にとって“ちょうどいい”というのは、やっぱり自分にしか分からないものなんだと思います。
ちなみに、+0.25というさらに軽い度数のものもあるようなので、次はそれも試してみたいと思っています。老眼鏡って、一度かけたら終わりではなくて、自分の目と相談しながら付き合っていくものなんですね。
自分に合った老眼鏡を見つけるということ
老眼鏡=年を取った証、というイメージが強かった頃は、なかなか手に取る気になれませんでした。でも実際に使ってみると、「見える」って、やっぱり快適。
それと同時に、「見えすぎる」のも負担になるということも知りました。
100円ショップやネット通販など、今は手軽に色んな度数の老眼鏡を試すことができます。老眼は一律ではなく、日によって、時間帯によっても見え方が違うことがあるからこそ、自分に合う“ちょうどいい”を探してみる価値はあると感じています。
見えにくさを我慢するより、見える工夫をするほうがずっと気持ちも前向きになれますよ。
「もしかして…」と思っている方がいたら、軽い気持ちで+0.5くらいから試してみるのもおすすめです。