更年期の筋肉を読むオムロン体重体組成計HBF-702Tレビュー
【筋肉の“これから”を見える化】更年期こそ両手両足タイプの体組成計が頼れる理由
年齢を重ねるにつれて、体の変化を感じる場面が増えてきました。体力の低下、疲れやすさ、肩や腕のだるさ…。こうした変化をただ受け入れるのではなく、これからの体づくりを少しずつでも始めたいと思ったとき、役に立ったのが「両手両足タイプの体重体組成計」でした。
この記事では、更年期世代の私が上半身の筋肉に注目して、努力の変化を“数字で見える化”するために使っている体組成計の魅力をご紹介します。
上半身こそ見落としがちな筋肉。だから“見える化”したい
更年期に差しかかってから、「腕が疲れやすい」「肩がこる」「背中が張る」といった悩みが増えました。これは、単なる年齢のせいではなく、上半身や体幹の筋肉が少しずつ衰えているサインなのだと気づきました。
我が家では両手両足で測れる体重体組成計(オムロン HBF-702T)を使っているのですが、「今の筋肉の状態を知る」「これからの変化を見守る」のに最適だったのです!
足だけの体組成計では、上半身の筋肉は“推定”されている
最近よく見かける足だけで測る体組成計は、確かに便利です。靴下を脱いで乗るだけで、体脂肪率や筋肉量が表示されます。
でも実は、上半身の筋肉量は実際には測っておらず、脚のデータなどから「予測」して出していることが多いんです。つまり、脚が太めだったり、上半身が痩せていたりすると、実際とは違った数字が表示される可能性があるのです。
一方、両手両足タイプは、電流が腕や肩、背中を含む“上半身”も通るため、より正確に近い抵抗値をもとに筋肉量を測ってくれます。
「筋力の衰えを知る」より「努力の成果を見える化する」
もちろん、今の数字を見ただけでは、「これまでどれくらい衰えてきたか」は分かりません。数値が低くても、それが加齢による変化なのか、もともと少なかったのかは判断が難しいですよね。
でも私が大事にしているのは、これからの筋トレや体づくりの努力がどう変化につながるのかを“見える化”することなんです。
筋トレを始めた、ちょっとした運動を習慣にした、そんな小さな取り組みが、「今日は少し筋肉量が増えてる」「体年齢が若返ってる」という形で現れると、それだけで嬉しくなります。
上半身の筋肉は落ちやすい?だからこそ意識したい部位
研究によると、加齢にともなって上半身の筋肉量は特に減少しやすいとされています。腕や肩、背中といった部分は、日常生活で意識的に使うことが少ないため、気づかないうちに筋肉が落ちていることも少なくありません。
そしてこれらの筋肉が落ちると、日常の中でこう感じやすくなります:
- 買い物袋を持つのがしんどい
- 棚の上のものを取るのがつらい
- 肩がこる・背中が張る
つまり、上半身や体幹は、生活の快適さを守るうえでとても大切な部位なんです。
両手両足タイプにこだわった理由
我が家が愛用しているのは「オムロン 体重体組成計 HBF-702T KaradaScan(カラダスキャン)」という、両手両足タイプの高機能体組成計です。
足だけで測るものと違って、グリップを両手で握ることで上半身(腕・体幹)も含めた全身の筋肉量・脂肪量を部位別に測定できます。
測れる項目は、
- 体重
- 体脂肪率(体全体の体脂肪率%・体全体の脂肪の重さ(脂肪量)Kg)
- 皮下脂肪率(体全体の皮下脂肪率%、部位別皮下脂肪率:両腕・体幹・両脚)
- 骨格筋率(体全体の骨格筋率%、体全体の骨格筋の量(重さ)Kg、部位別骨格筋率:両腕、体幹、両脚)
- 内臓脂肪レベル
- 基礎代謝量
- 体年齢
- BMI
個人データを登録しておくと体重計に乗るだけで自動でユーザー認識してくれます。勝手に私であろうことを認識してくれるので、私の登録番号が出ていたらボタンをピッと押すだけで記録完了です。毎回設定を呼び出す手間もなく、手軽に習慣にできています。
しかも更に便利なのは、Bluetooth対応でスマホアプリ「OMRON Connect」へ自動転送されるので、記録も手間なく続けられます。年単位、月単位、週単位、一日単位で比較できるので体の変化がとてもわかりやすいです。
【盲点】入浴後に測るのはNG!私がやってしまった落とし穴
今回、この記事を書くにあたって改めて説明書を読んでいて、驚いたことがありました。
実は私、毎日お風呂上がりに測っていたんですが、それが間違いだったんです。
(↓説明書より)
次のような場合は、体内の水分変化が大きいため測定に適していません。しばらく時間を置いてから測定しましょう。
- 激しい運動直後
- サウナや入浴直後
- アルコール多飲後
- 多量の水分摂取、食事後(1~2時間)
入浴後は体温が上がっていたり、汗をかいていたりして、体の水分バランスが変わってしまっているそうなんです。その結果、体脂肪率や筋肉量の数値がブレやすくなるとのこと。
さらに…
毎日、できるだけ同じ時間帯に測定しましょう。
起床から就寝までの間に、体内の水分は徐々に下半身に集まってくる傾向にあります。足のむくみのような状態は水分が足に集まってきたことによっておこります。
(中略)
毎日、できるだけ同じ時間帯に測定することでより正しく体組成の変化を知ることができます。
そこで今は以下のような条件で測るようにしています:
- 朝起きてすぐ(排尿後・飲食前)
- 毎日同じ時間帯
「測るだけ」ではなく、「正しく測る」ことの大切さを改めて実感しました。
まとめ:これからの体を育てるなら、“上半身も測れる”体組成計を
更年期に入ってから、「なんとなく不調」が増えてきました。でも、体はまだまだ変えられる。筋肉だって、意識すれば育てていける。
その努力がきちんと数字で見えると、頑張る理由が見えてきます。
特に腕や肩、背中など、普段見えにくい上半身の筋肉こそ、しっかりチェックしたい。それが、これからの自分のためになる気がしています。
