【更年期世代におすすめ】ベジファーストが難しい日の血糖値対策
血糖値スパイク対策に高カカオチョコ!
きっかけはテレビで知った血糖値スパイク
数年前、テレビ番組で「血糖値スパイク」という言葉を耳にしました。食後の急激な血糖値の乱高下が、健康に大きなダメージを与えるという内容でした。
私は年齢を重ねるごとに食後の眠気が強くなっていることを感じていましたが、それが血糖値スパイクのせいかもしれないと知ったとき、年のせいだけではなかったのか!と、とても驚いたのを覚えています。
食事をすると血糖値が上がり、体はそれを下げるためにインスリンというホルモンを分泌します。ただし、白いご飯や甘いお菓子など血糖値を急に上げやすい食品を食べると、体は血糖値を下げようとインスリンを多めに出してしまうことがあります。その結果、血糖値は今度は急に下がりやすくなります。この“血糖値の乱高下”が起こると、低血糖に近い状態になり、強い眠気やだるさ、集中力の低下を感じる人が多いのです。
それからすごく血糖値スパイクが気になり、関連する本も購入して読みました。血糖値スパイクが健康に与える影響が詳しく書かれていて、ますます「これは放っておけない!」と感じたのです。ホワイトチョコ、アルフォート、たけのこの里、スーパーカップが大好きで、それはそれは食べまくってきました。思い返すと血糖値スパイクだらけの人生だったのです。
血管がボロボロになる怖さ
血糖値が急に上がると、そのたびに血管の内側は強い刺激を受けて小さな傷がつきます。
血糖値スパイクを繰り返すと、その傷も繰り返し生まれます。体は自然に修復しようとしますが、何度も修復を重ねるうちに、血管の壁はだんだん硬くなってしまいます。
ここでいう「硬くなる」とは、単にカチカチになるだけではありません。血管を修復するときに“余分な材料”が貼り付けられ、壁が少しずつ厚く硬くなっていくのです。その傷の部分にはコレステロールや脂肪が入り込みやすくなり、「プラーク」というかさぶたのような塊ができます。
- 弾力がなくなる: 本来の血管はゴムのように伸び縮みして血流を調整しています。硬くなると伸び縮みができず、血流がスムーズに流れにくくなります。
- 内側が狭くなる: 厚くなった壁やプラークが血管の内側にせり出すことで、血液の通り道が狭くなります。
その結果、血管が弱り、そこに血のかたまり(血栓)ができると完全に塞がってしまいます。これが「梗塞」です。
心臓の血管なら心筋梗塞、脳の血管なら脳梗塞。
つまり「血管が傷つく → 修復 → 厚く硬くなる → 通り道が狭くなる → 詰まる可能性が高まる」という流れが、動脈硬化の怖さなのです。
最初はベジファーストから(汁物ファーストも)
血糖値対策としてまず取り入れたのが「ベジファースト」。食事の最初に野菜を食べることで糖の吸収を緩やかにし、血糖値スパイクを防ぎやすくなります。
さらに「汁物ファースト」も有効です。味噌汁や野菜スープを最初に口にすると、温かさと食物繊維の働きで、糖の吸収がより穏やかになります。
しかし、ベジファーストや汁物ファーストを頑張っていた私でしたが、仕事の都合でお昼が外食になることが避けられなくなってしまいました。他のスタッフも一緒のため、いつも定食屋さんばかり行けません。若いスタッフはマックの新作を食べたい日もあるのです。そして何よりも問題は、私は食べるのがものすごく遅いということ。ただでさえ短い昼休み、他のスタッフを待たせてしまうことが申し訳なく、とにかく早く食べられるものを注文し、ベジファーストや汁物ファーストでさえも叶えられない日が増えたことにストレスに感じていました。
高カカオチョコとの出会い
そんな時に出会ったのがチョコレート効果カカオ72%。血糖値スパイクとは関係ない理由で買ったのですが、箱の裏のカカオポリフェノールの説明がよくわからなくて調べたら、血糖値スパイクにも有効だということを知りました。
高カカオチョコの主な成分と働き
- カカオポリフェノール: 抗酸化・抗炎症作用で血管の健康をサポート。血糖値の変動をおだやかに。
- 食物繊維: とくに可溶性食物繊維は胃の排出や糖の吸収をゆるめる。食後血糖の上昇をおだやかに。
- マグネシウム: 多くの代謝酵素を助け、神経・筋肉・血圧の調整に関与。全体の代謝バランスを支えるミネラル。
- テオブロミン: 穏やかな覚醒・リラックス作用があり、満足感の向上に寄与して食べ過ぎ抑制の一助になることがある。
高カカオチョコがポイントです。カカオ含有量が高いほど成分も多く含まれるため、70%以上を目安に選ぶと健康効果を期待しやすいとされています。
明治チョコレート効果72%はスーパーでもコンビニでも手に入りやすく、日常に取り入れやすいのが魅力です。
食べ方の工夫(食前10〜30分・ひとかけ5g)
血糖値スパイクに有効な食べ方は「食前チョコ」です!
食事の10〜30分前に約5g(ひとかけ)を目安に食べます。
明治チョコレート効果72%は手軽に食べられる一口サイズ(一包装5g)なので、お守りとしてバッグに忍ばせやすいし、簡単にパクリと口に放り込める食べやすさも◎!
これで時間のないお昼ご飯も気にならなくなりました!
少し注意する点は、高カカオチョコは1日に25~30g程度が摂取目安です。この目安を守ると糖分やカロリーの摂り過ぎを防ぐことができます。
私にとっての小さな努力
- ベジファースト or 汁物ファースト
- 高カカオチョコの食前摂取
この2つを組み合わせることで、血糖値スパイク対策を習慣化できました。大きな変化はまだでも、体の中では確実に良い方向へ向かっていると信じています。
小さな工夫で大きなリスクを減らす——それが今の目標です。
