脳のおそうじスープ×ファイトケミカル野菜スープの作り方
脳のおそうじスープ×ファイトケミカル野菜スープ=最強スープ!
体に良いスープ×体に良いスープ
脳のおそうじスープを作るとき、ふと数年前に飲んでいた「手作り野菜スープ」のことを思い出しました。キャベツ・タマネギ・ニンジン・カボチャを水でコトコト煮込むだけの、とてもシンプルなスープです。けれど実は、野菜に含まれる「ファイトケミカル」をしっかり摂れる健康法として注目されたものでした。
ファイトケミカルとは生活習慣病を予防する成分のこと。
便秘、肥満、がん、高血圧、糖尿病、肝炎、脂肪肝、痛風、更年期症状、有害物質など、様々なものに効果をみせる成分です。
「もし脳のおそうじスープのお水を、この野菜スープに置き換えたら、きっと最強のスープになるはず!」そんな発想から、改めて野菜スープの本を読み返してみたのです。
「ハーバード大学式「野菜スープ」でやせる!若返る!病気が治る!」という本で、裏を見ると2013年とあります。あぁ、そうだった!そうだった!と懐かしい思いと、忘れていた効能がたくさん載っていて、その当時は見向きもしなかった「更年期症状」にも効くと書いてあり、今の私にもピッタリでした。
なぜ野菜スープが良いのか
「ファイトケミカル」
ファイトケミカルとは、植物が紫外線や害虫から自分を守るために作り出す天然の成分で、植物しか作ることができません。人間はその植物を食べることでファイトケミカルを取ることができます。ファイトケミカルが人間の体に入ると次のような働きが期待できます。
- 抗酸化作用:細胞のサビを防ぎ、老化をゆるやかにする
- 免疫の調整:免疫を強くしつつ、暴走も防ぐ
- 抗がん作用:発がん物質の働きを抑える
5大栄養素と違い、直接エネルギーになるわけではありませんが、生活習慣病を予防する成分であり、「体の守り」を高める裏方として頼もしい存在です。
野菜スープの作り方
基本のスープ
- キャベツ … 100g
- タマネギ … 100g
- ニンジン(皮つき) … 100g
- カボチャ(皮つき) … 100g
- 水 … 1リットル
カットした野菜と水を鍋に入れ、沸騰したら弱火にして20ほど煮込むだけ。スープを飲み、残った野菜は他のお料理(カレーやお味噌汁)に再利用できます。もちろんスープの具として食べてもOKです。
上記4種類の野菜は通年手に入るということで基本のスープの作り方として本に書いてありました。その他の季節の野菜にもさまざまなファイトケミカルがありますので、本で確認してみてください。
冷凍でファイトケミカルを増やす!
野菜スープは冷蔵だと1日で飲み切った方が良いそうです。私は週末にスープを多めに作って1食分ずつ小分けにして冷凍しています。
飲み切れないから冷凍するのですが、冷凍すると有効成分が増えるそうです!
- 冷凍により野菜の細胞の水分子が結晶化
- 細胞膜が壊れる
- 解凍する時に細胞の中のファイトケミカルが出て味も成分も濃くなる
- パワーアップした野菜スープになる!
それならば冷凍しない手はありませんよね。
必ず野菜とスープを一緒に冷凍してファイトケミカルを増やしましょう。
まとめ
久しぶりに作って飲んでみると「やっぱり美味しい!」と素直に感じました。いつの間にか飲まなくなってすっかり忘れていましたが、思い返すと当時は仕事復帰の忙しさに追われていた時期だったなとしみじみ。
今この時に思い出して、更年期にも良いと知った今こそ、また続けるタイミングなんだと思えます。
野菜スープは身近な野菜で作れる「自然のサプリメント」。さらに冷凍を工夫することで栄養も味もパワーアップ。脳のおそうじスープのお水代わりに使うことで、「毎日続けたい最強スープ」にできると私は確信しました。
疲れやすさやなんとなくの不調を感じる今の更年期世代にとって、台所でできる小さな工夫の積み重ねがこれからの自分の体を作ってくれる。温かい一杯のスープが未来の自分を支えてくれる——そんな気持ちでこれからも続けていきたいです。
↓私が最初に出会ったのは、2013年に出版されていた『ハーバード大学式「野菜スープ」でやせる!若返る!病気が治る!』という本でした。
今は著者ご本人が改訂し、最新の『ハーバード大学式 免疫力を養う いのちの野菜スープ 実践レシピ』が出版されています。
内容もアップデートされていて、こちらを参考にするのがおすすめです。
